SEOについて語る
お客様の中にはウェブサイトを運用している方が結構いらっしゃるのですが、たまに話題になるのがエスイーオー話。昔からいろんな対策手法を見たり聞いたりしてきましたが、まるでオカルトな手法もあったりとイロイロな流派?があるわけで。ここではSEOの基本をご紹介。
逆にSEO対策を全くしない方法を考えてみましょう。実は、ウェブサイトを作った上で検索結果に絶対に表示されないようにするのは少し手順が必要で実は面倒なんですよね。ひっそりと誰にも知られないサイトを維持する主な方法は下記。(それでも絶対ではありませんw)
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①独自ドメインを取得しない。
例えばzlab.bizというドメインを取得してサイトに適用すると、あとで誰かがzlab.bizドメインを取得しようと試みればサイトがあることがバレてしまいますね。これはDNSの世界の仕様なんでしょうがないです。
②NO INDEX宣言をする。
例えばワードプレスだと「 検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする 」という設定をONにすること。自前サイトならrobots.txtの記述でクロールbotに対し NO INDEX宣言でもいいでしょう。つまり「ココは検索エンジンに掲載しないで宣言」ですね。ただし共用ブログサイト等だとこの設定ができない場合もあるでしょうね。 その場合はアウトです。
③サイトをシェアしない。
カッコいいサイトが出来た!と、SNSなどでサイトのURLを貼って紹介しないこと。もちろん友人にメールやLINEでURLを送信して見てもらうのも厳禁。
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ええ、そうなんです。誰にも知られないサイトを維持するのはいろいろ面倒なんですね。というかそもそも誰にも知られたくないサイトをインターネッツ上に置くことが本末転倒ですけどねw
ということは、上記の①と②と③を守らなければ、いつのまにか順位はどうあれGoogle先生の検索結果に表示されてしまうということなんですね。何もしなくても、ほっとけばいつかは検索にひっかかるということなんです。
最初にGoogle先生が公表しているウェブマスター向けガイドラインを理解しましょう。抜粋すると下記が概要。ちなみにYahoo!は2010年の12月からGoogle検索エンジンを採用しているので対策は同じと言っていいでしょう。
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Googleガイドライン基本方針の抜粋
- 検索エンジンではなく、ユーザーの利便性を最優先に考慮してページを作成する。
- ユーザーをだますようなことをしない。
- 検索エンジンでの掲載位置を上げるための不正行為をしない。ランクを競っているサイトや Google 社員に対して自分が行った対策を説明するときに、やましい点がないかどうかが判断の目安です。その他にも、ユーザーにとって役立つかどうか、検索エンジンがなくても同じことをするかどうか、などのポイントを確認してみてください。
- どうすれば自分のウェブサイトが独自性や、価値、魅力のあるサイトと言えるようになるかを考えてみる。同分野の他のサイトとの差別化を図ります。
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なんだか普通のことを言ってるように見えますね。要約すると、「誰かにとって価値のある情報をわかりやすく掲載してね。ついでにGoogleの検索エンジンがインデックスしやすいように設定しといてね。」と言っているようです。当該ガイドラインはリンク先を含めればけっこう大量の注意点が書かれていて、中には「キーワードの乱用をするな 」 との注意もあります。
むかーしインチキグレーなSEO屋さんが、あなたのサイトを「特定ワード」で検索上位に持って行きますよ。毎月80万円くださいね。なんて営業してましたね。あれとは直接関係ないですが、 Google先生は公式に「メタキーワード?そんなもの見てませんよ。」と宣言していらっしゃいます。つまり関心の有りそうなキーワードという単純な言葉をいっぱい設定しても、そのサイトは評価されません。下手に無関係なキーワードを本文に詰め込んだりするとペナルティとなり逆効果にもなりかねません。今はAIを使い、自然な文章を読み取った上で「マトモで有益な情報を発信しているサイトかコッチで判断するから 」と いうことなんですね。
んじゃ、いろんな小細工はしなくていいかというと、確かに変な小細工は不要ですが、同時に Google先生は以下の3項目も宣言してます。
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Google がページを検出できるよう手助けする
Google がページを理解できるよう手助けする
訪問者がページを利用しやすいよう手助けする
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すんごくはしょって要約すると、
①サイトのインデックスファイルをコッチに登録して、検索エンジンのクロールbotが適切なクロールできるようにしといてね。
②各ページごとにtitleタグをわかりやすくつけといてね。
③難解な記述や、重たいページにしないでね。 スマホ対応しといてね。
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という感じでしょうか。ココは大事なのでちゃんと対応しないと損です。さてメモとして基本編はここまで。実践編は別記事「SEO実践編の巻」で。あ、ご来店いただくと、空いてたら実践編を実演しながらお見せできるかも?しれません。よろしくどうぞです。